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南極大陸の謎の文明?バード少将の遭遇したものは?

 この地球上でまだ未開の地ともいうべき南極大陸。
 オーストラリア大陸のほぼ2倍にも相当するこの大陸は、面積の98%は氷で覆われ、その厚さは平均1.6kmにも及んでいます。そしてどこの国でもない、いわば公共の大陸ですが、謎が非常に多い大陸でもあります。

 分厚い氷の下には古代文明の遺跡が眠っている。実は暖かい場所があり緑もある。ナチス・ドイツの秘密基地がある。UFOの基地が存在する等など。
 今回は、その中でもバード少将が遭遇した地底世界の謎についてです。


◆アメリカ軍「ハイジャンプ作戦」の謎

 第二次世界大戦が終結して、まだ間もない1946年の12907px-Antarctica.svg.png月、アメリカ海軍は南極探険を目的とした「ハイジャンプ作戦」を実施しました。
 異様なのは、その規模と装備です。調査が目的なのに、実際は、空母を含む軍艦13隻。ヘリや水上機、潜水艦に水陸両用の戦車まで総勢5千名近い兵士を抱えた軍隊でした。
 この探検の目的は一応「人工衛星基地の建設」ですが、まるで戦いににでもいくような出で立ちです。ナチスの残党刈りではないかという憶測まで流れました。
 トップは、たびたび北極や南極を探険し、幾度か極点を越えることに成功していたリチャード・バード少将(Richard Evelyn Byrd, 1888年10月25日 – 1957年3月11日探検家。海軍少将 下画像人物)

Cap 457.jpg

 第二次世界大戦が終結してから、まだ1年しかたっていないこの時期です。
 いったいなぜ、このような大規模な軍隊を、本来「無人の地」であるはずの南極へ派遣する必要があったのでしょうか?
 しかも、この大軍団に、イギリスやノルウェーの船団、ソ連の部隊までもが支援部隊として加わったとのこと。そう、それは、彼らにとって、「それほどの軍事力と費用をかけてまで調査をする価値のあるものが、南極には存在していた」ということになります。

 彼らが南極大陸に到着し、調査を始めるやいなや、不可解な事件が次々に起こります。

 原因不明のエンジントラブルによる墜落、計器の故障トラブル、完全に行方不明になった調査機など。
そしてバード少将自身も数時間もの間、行方不明になるのです。

 結局このハイジャンプ作戦は、南極の沿岸を広い範囲にわたり、航空写真を撮影することに成功し、科学的意義は評価され、5千名の兵士と共に撤退することになるのですが、アメリカへ帰る船上で記者会見を開き、アルゼンチンの記者の質問に、次のように答えたのです。

「アメリカは、敵対地域に対して、至急、防衛網を張る必要がある。次に起こる第三次世界大戦は、南極から北極までを信じられないスピードで飛ぶような兵器をもった相手と戦うことになるだろう。」
(1947年3月5日付『エル・メルキュリオ』紙)

 この率直な発言が、アメリカ首脳部の不評をかったらしく、帰国したとたんにバード少将は、海軍病院に入院させられます。甥の話では、「南極で起こった全ての出来事は一切口外しない」という誓約書にサインさせられ、半年後に退院したが、彼は生涯その誓約を守ったといいます。

 さて、ここからが、様々な怪しい話になっていくのです。

◆バード少将が残した公務証言記録。

 バード少将が体験したことは、口外しないという誓約をしていましたが、死ぬ間際に近づいたとき関係者に自分の体験を詳細に公務証言し、その記録が残っているそうなのです。

 その内容は、彼が数時間の行方不明になっていた時に、地底世界へ迷い込み、そこのマスターと呼ばれる存在に人類の警告を受けていたという驚くべきものいでした。

 飛行日誌の内容によると以下のようです。

午前7時30分 ベースキャンプとの交信。すべて良好。
午前9時10分 突然乱気流に襲われる。コンパスが効かず、進路確認が不可能になる。
午前10時  山の向こうに草原と川を発見。
マンモスと思われる大きな動物を発見。
午前11時30分 前方に街を発見。操縦が効かなくなったとき、2機の奇妙な飛行物体に連れられ着陸させられる。その飛行物体にはナチスらしきマークが。
午前11時45分 数人の男性が機体に向かって歩いてくる。彼らは背が高く、髪はブロンドである。
 この後、バード少将は彼らに連れられ街の中へといきます。そこで「閣下」と呼ばれる人物と面会をします。
 この閣下と呼ばれる品のある初老の男性から、この世界についてと、バード少将たちのいる世界についての説明を受けることになるのです。
 そこでバード少将に生き証人として私たちの世界の存在と、原爆の警告を受けます。

そして、再び謎の飛行物体と共に帰路につくことになります。

午後2時20分 眼下は氷と雪の世界に戻り、無線連絡も通じるようになる。帰還。

 この後、バード少将が軍を退官。1957年にこの世を去りました。しかし、彼は生涯軍の厳密な管理下に置かれ、北極での体験を口止めされていたというのです。

この日記の最後にはこう書かれているそうです。

「長年、私は命令を忠実に守り、すべてを秘密にしてきたが、私がとってきた行動は私のモラルに反する。この秘密は私と一緒に葬られるのではなく、真実は明らかにされなければならない。なぜならば私は北極にある未知の地を見たのだから。」       
 

◆バード少将が遭遇した文明とは何か。

 バード少将が数時間の間、行方不明になったのは事実のようです。そしてハイジャンプ作戦で色々な不可解な現象やトラブルが起きたことも。

   別の説では、駆逐艦1隻と航空機13機、40名がUFOの攻撃を受け失ったとの話もあります。上院で報告を求められたバード少将が、観測隊は敵の猛攻撃を受けたと説明したそうです。
 バード少将は地底世界で「閣下」に出会い、メッセージを託されたはずですが、この進んだ文明に脅威を感じて報道陣の前で話をしたのでしょうか。そして実際に奇妙な飛行物体に攻撃を受けたのでしょうか?
 いずれにせよ、このハイジャンプ作戦の謎は深まるばかりです。
 


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