地下12,262m。それは、「人類が掘った最高記録の穴の深さ」です。場所はロシアのコラ半島。学術調査の目的で24年間をかけて掘り続け、1994年に中止されましたが、予想以上の調査結果を得ることができました。
例えば、大量の水素が発見されたこと。地下水ではなく、深部由来の水が充満していたこと。これは鉱物から生まれたものであるとされています。そして24種類もの単細胞プランクトンが発見されたこと等、人類が初めて到達した地下10kmには予想を遥かに上回る発見があったのです。
しかし、それ以上に学者たちや作業員を悩ませる不可解な出来事も発生しました。それは、地下空洞説や地底人の存在を伺わせる「何か」。
そして、西洋で語り継がれている「地獄」の世界に穴を開けてしまったのではないかという都市伝説もあるのです。今回はそんな話をご紹介。
◆掘削中に起きる想定外の数々の現象
ロシアにある12000メートル以上の超深い穴、コラ超深度掘削坑。海よりも深く掘られた穴は、現在は鉄の蓋で塞がれてしまっています。建物で覆われていた掘削機械も廃墟と化しています。
かつては学術研究の目的で行われたのですが、様々な研究成果と共に想定外の不可解な出来事も起きました。
理論上は、太陽の表面温度の6,000度まで持ちこたえることが出来る特別なドリルが、12kmほどの深さになると、理論上、わずか220度程度の地下温度の場所で溶けてしまうのです。
そして、不思議なのは、地下深部からドリルを引っ張る力が働くというのです。時にはドリルが引っ張られて消えたとも。
うーん、地下に何かが居るのでしょうか?チタンドリルが溶ける?下からドリルを引っ張る?何やら謎めいた話が、この超深度掘削(ボーリング)には付いて回っています。
このことから、地底には、大きな空間が空いていてドリルが落ちたのではないかとか、地球空洞説を裏付けてしまうような話も。
引っ張る力が働いたのは地底人の仕業とも・・・。
さらには、不思議なことに、地下からマグマが上昇するのを防ぐために、掘った穴はすぐに埋めるのですが、たまたま埋める前の穴をのぞいたところ、その地下深部からなにやら奇妙にも、生物の音のようなものが聞こえて来たというのです。
下記サイトでその音も紹介されています。
◆地獄の扉に穴を開けてしまった!
そして1989年、ロシアで地質調査をしていたチームによって更に奇怪な音が録音されました。 この奇妙な事件はフィンランドの新聞社の記事になり、通称「地獄の音」として世間に広まりました。
以下はAzzacov博士のインタビュー書き起こしです。
「地下1万4400メートルに差し掛かった時だ、ドリルが急に回転し始めた。それはそこに空洞か洞窟がある事を示している。
温度センサーは摂氏2000度まで上昇していた。我々はマイクを下ろし、岩盤の動きを調査する計画を立てた。
しかし、岩盤の動きの代わりに、我々は叫び声をあげる人間の声が聞こえたんだ。最初、その音は自分達の装備・設備から起こっていると思ってそれらを調整した。 しかしそれは我々が最も恐れていたことを確定させてしまった。叫び声は一人の人間のものではなく、何百人もの人間の悲鳴だったんだ・・・」
「私は天国や聖書を信じない。しかし、科学者として地獄の存在は信じる。 今回の発見をして我々は非常に驚いている。そこで何が起きたのか、何が起きたのかわかっている。我々はドリルで地獄の扉に穴を開けたと確信している。」
この事件の後、研究員が怯えて逃げ出してしまったため掘削が続けられず、研究チームは解体されたとのことです。
音声を聞くとたしかに、何人もの人が叫び声を上げているように聞こえます。この音が地下から聞こえて来たら恐ろしい…。 果たしてこれは地獄の罪人たちの叫び声なのでしょうか。
この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。
コメント 0