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ゼカリア・シッチンとアヌンナキと惑星ニビル

 前回の記事の続きです(→シュメール文明の謎)。

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 さて、謎の多いシュメール文明ですが、この時代の膨大な量の楔型文字の刻まれた粘土板を解読したとされる学者がいます。彼の名はゼカリア・シッチン(1922〜2010)。パレスチナ生まれのユダヤ人であり、言語学者、考古学者である彼は、シュメール後文献を解読できる数少ない学者です。
 彼の説によれば、これらの粘土板には、現在の太陽系ではまだ発見されていない、「ニビル」という惑星が記されており、そこには高度な文明を持った「アヌンナキ」という生命体が暮らしており、地球の鉱物資源の開発のために地球に降り立ったとされています。
 その労働力確保のために、自らの遺伝子と地球にいた類人猿を掛けあわせてつくったのが「人類の祖先」であるとしているのです。
 シュメール文明が突如として現れたのも、シュメール人が自らを「
混ざり合わされた者」と称しているのもこうした事実からきているからだとするのです。

 面白いのは、ピラミッドはUFOなどの誘導灯、スフィンクスは地下基地への水先案内、エルサレムは宇宙管制センター、アララト山は着陸用グリッドなど、シナイ半島に実在したとする古代の宇宙船基地ネットワークの実態を紹介しています。

 彼の著作『地球年代記(The Earth Chronicles)』全5巻は11ヶ国語に翻訳され世界的なベストセラーになりました。
 『神々との遭遇』(上下巻)、『地球の主エンキの失われた聖書』
などでも紹介されています。

 ちなみに現在ではこのゼカリア・シッチンに対する解釈の批判も出ております。 シッチンの著作が出た当時は、シュメール語が読めるは専門家のみでしたが、2006年に出た「シュメール誤謬目録」によって誰もがシッチンの翻訳をチェックできるようになりました。
 古代語の研究者たちの間からも、シッチンの翻訳は数多くの不正確で意図的な翻訳があるとのこと。特に世界の全ての古代言語はシュメール語に端を発するというのはかなり無理があるとされています。
 また、天文学者や科学者からもシッチンの唱えるシナリオを科学的に証明することが不可能なものがあるとしています。
 つまり、シッチンは古代シュメール語を独自の宇宙論、世界観を裏付ける根拠として利用しているという見方なのです。

 しかし、それを割り引いても、
人類は宇宙人によって創られたとする話は、面白いものがあり、多くの人を魅了しているのも事実です。ここからまた新たな解釈が生まれてくるかもしれませんね。
 何にせよ、「常識」というものは、ここ何百年でコロコロと簡単に変わってきています。「現代科学」の常識も新たな発見でまた変わることもあるでしょう。人類に残された神話や古代文明が現代科学と結びつくのも過去と未来をつなぐようで面白いものです。

さて、話として面白かったものをご紹介

地球、宇宙の真実!?異星人から教わった話

「アクァッホ」という、火星で一番進化した生物に人間が似ているそうです。
この話は色んな所で取り上げられています。

→異星人に出会った話をする(前編)

こちらは、子どもの頃から宇宙人と接触して色々なことを聞いた人の話。ここでもアヌンナキと人類創造に似た話が出てきます。


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